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日本はいわゆる先進国の中で唯一HIV感染者エイズ患者が増加しているといわれてきましたが依然その傾向は衰えず、昨年1年に新しく報告されたHIV感染者・エイズ患者数は1000件を超え、累積報告数も10,000件を超えてしまいました。
感染原因で圧倒的な割合を占めるのが性行為です。昨年1年間では全体の85.6%を占めています。特に日本で特徴的なのは初めてHIVに感染しているとわかった時が体調が非常に悪くなったエイズを発症している時という、自分では気付かないで長い間過ごしていたというケースが増加しているということです。
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〜感染を告げられたとき〜
Living Together
2005 vol.1より引用(ぷれいす東京 2005.7)
『 6年まえ陰性だった私が 』
「こんなに肺炎が悪化したのはHIV感染が原因である(AIDSの)可能性があります。検査を受けてもらえませんか?」寝返りさえ打てない呼吸困難のなかで聞いた主治医の言葉に、私はうなずくほかありませんでした。
思い返せばその6年まえ、HIVに感染しているかもしれないという恐怖症に陥っていた私は、意を決して検査を受けて陰性であることを確認していたのです。それなのになぜ?それからは「比較的」セイファー・セックスを心がけていたつもりでした。HIV感染なんて他人事だと安心しきっていました。だから二度と検査を受けることはなかったのです。
結果は陽性。免疫を司る細胞の一つであるCD4の数(健常者は600〜1000)は3しかないことがわかりました。複数の肺炎を併発していました。「死」が目のまえに迫っていることを肌で感じました。
医療技術の進歩のおかげで、今では普通の生活が送れるまでに回復していますが、いくら後悔してもしきれない虚しさだけが残ります。
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本報告書は神奈川県立高等学校 性・エイズ教育実践研究会様のご協力、ご承諾をいただき掲載しております。
尚、一部個人名や学校名などは省略させていただいております。
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