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A:えっ。どっかいくの??
母:うん。
A:え、まだ、すごい雨だけど
母:うん。でもいってくるわ。
A:もしかして、また病院?明日じゃ駄目なの?
母:…、早いほうが良いから。じゃあ行ってくるわね。
A:あ、母さん!!
A:なんでこんな日まで行かなきゃいけないんだろう…。
母さんってなんの病気なんだ??
……まぁ、帰ってきたら聞いてみるか☆
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《時計の音》
セリフが聞こえる程度に
A:……まだ雨降ってるのかな。
…ああ、なんか今日は寝れないな。
……。あの後、母さんに聞いてみたけど、何も教えてくれなかったし。
んん…ああ…寝れねえ!!なんか飲むか。
A:(あれ、まだ父さんたち起きてんのか)
父:どうしたんだ?急にそんなことを言い出して…
母:ヒロトも、もう高校生だし理解してくれると思うの。
…最近、気にし始めてるみたいだし…
A:(何の話をしているんだろ…?)
母:それに、ヒロトに嘘をついてるみたいで…
父:でも、お前がHIVに感染してるって知ったら、ヒロトがどう思うか…
《BGM「真実」》
A:(母さんが…HIV…エイズ?そんな…)
母:…ヒロト!
A:…今の話…本当なのか?エイズに感染してるって、冗談だろ?
母:…ううん。お母さん…実はエイズなの…
A:いつから?
母:ヒロトを生む前から…
A:えっ…
母:でも安心して。あなたには伝染(うつ)っていないから。
A:触るなっ。
《BGM「真実」》
父:……ヒロト。
母:ヒロト!!
《ドア開く音》
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本報告書は神奈川県立高等学校 性・エイズ教育実践研究会様のご協力、ご承諾をいただき掲載しております。
尚、一部個人名や学校名などは省略させていただいております。 |
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